医学教育
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教育実践研究
女性医師の離職と復職に関する現状と課題:岡山大学卒業生及び同大学臨床系講座入局者のアンケート調査より
片岡 仁美野村 恭子川畑 智子勅使川原 早苗岩瀬 敏秀
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2014 年 45 巻 5 号 p. 365-375

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抄録

目的:女性医師の離職と復職及び育児休業の取得について現状を明らかにし,離職に影響を及ぼす要因について解析する.
方法:岡山大学卒業生および同大学臨床系講座に入局した女性医師1403名に質問票を送付した.
結果:回答者(n=420,回収率29.9%)のうち離職経験者は46.6% (n=191),離職時期は卒後10年以内が92.4%(n=171)であった.離職理由は「出産・育児」が51.5%(n=98),「夫の転勤」が21.1% (n=40)であった.初回離職時82%(n=151)が復職を希望していた.
考察:柔軟な勤務体制の確立や育児休業の取得できる安定した勤務環境の整備がキャリア構築に重要である.

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© 2014 日本医学教育学会
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