背景 : 近年, 大学における教員業績評価が求められている. 文部科学省が実施している大規模調査の解析では, 教育関連の項目が増え, 利用では待遇や雇用への反映が拡がっている.
方法 : 文部科学省調査ならびに自大学運用例を解析した.
結果 : 既に多くの大学で導入され, 待遇に反映するため教育のみならず研究, 診療も評価を行い, 賞与加算も行われていた.
考察 : 教員業績評価は必須であり, 既に多くの大学で導入されているが, 医学部の業務は多岐に渡り, すべてを数値化して評価することは難しい. 今後は評価方法の確立と適正な利用方法の標準化が求められる.