医学教育
Online ISSN : 2185-0453
Print ISSN : 0386-9644
ISSN-L : 0386-9644
委員会報告
医学生の臨床実習後の臨床能力自己評価と学習方略に関する9大学合同調査
小松 弘幸石川 和信首藤 太一阿部 恵子藤崎 和彦吉田 素文大槻 眞嗣泉 美貴鈴木 敬一郎石川 鎮清廣橋 一裕
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 47 巻 4 号 p. 271-279

詳細
抄録

 臨床実習を終了した国内9医学部の6年生903名を対象として, 臨床能力に関する自己評価と教育方略を調査した. 医学教育モデル・コア・カリキュラムに準じた27項目のうち約4割が病院実習とシミュレーションの両方, もしくは, シミュレーションのみで学習されていた. また, いずれの方略でも, 学習経験のない項目が少なくないことが判明した. シミュレーション教育の高利用大学4校が低利用大学5校よりも, 多くの学習領域で有意に医学生の臨床能力自己評価が高かった.

著者関連情報
© 2016 日本医学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top