医学教育
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医学部入学と早生まれとの関係
内山 三郎丸山 圭藏
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1994 年 25 巻 6 号 p. 343-348

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抄録

低学齢時においては年間の成長量が大きいため, 早生まれ (1, 2, 3月生まれ) は体格・体力的な面で同一学年の中で劣勢である.その影響は成長にともない徐々に消失するが, 学業成績にも反映するとの報告がある.大学の医学部においてはどうなのか, 医学部入学における早生まれの影響について検討した.入学難易度のきわめて高い某国立大学の医学部, および医学部の中では相対的に入学難易度が低い部類に属する某私立大学の医学部, この2つの学部における最近数年間の入学生の生まれ月の調査をした.集計の結果, 早生まれの割合は全国統計と比べてほとんど差がないことがわかった.したがって, 少なくとも大学の医学部入学に際しては, 早生まれの影響はないものと考えられる.

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