医学教育
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初期臨床研修における研修内容調査票の開発
自治医科大学卒業生の自己評価の結果
箕輪 良行吉新 通康三宅 由子新鞍 誠松本 めぐみ藤井 幹久柏井 昭良細田 瑳一香川 靖雄平山 行雄玉田 太朗
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1996 年 27 巻 1 号 p. 37-47

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抄録

地域で総合的な診療を求められる自治医大卒業生医師の初期臨床研修に関する自記式の調査票を開発して, 1980年以来毎年実施してきた. 調査項目は厚生省や学会がプライマリ・ケア能力の修得をめざしてすでに発表してきた報告書に従って選択した. 経年的に行った調査から主に次のような結果が得られた. 当該卒業医の約70%が厚生省臨床研修指定病院で多科ローテート型の研修を行っていた. 基本的診察法, 基本的換査法, 基本手技および基本的治療法において臨床能力が高かった. 今回開発した調査票は同一医学部卒業生の同一臨床研修病院群における研修到達度を評価するのに有用と考えられた.

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