医学教育
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東京慈恵会医科大学の家庭医実習
その10年の成果
鈴木 荘一松村 幸司永井 友二郎藍澤 茂雄青木 照明橋本 信也
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1996 年 27 巻 4 号 p. 253-257

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抄録

昭和61年3月, 阿部正和東京慈恵会医科大学学長 (当時) と実地医家のための会・永井友二郎 (会創設者) とが相談し, 同大4年または5年生に, エレクティブに春と夏の年2回家庭医実習の教育プログラムをスタートさせた. 学生に実地医家の医療を訪問見学させ, 将来の進路選択の中に, 家庭医機能の重要性を学ぶ機会を与えることが目的であった. 第1~20回までの実習学生は延121人 (1回平均6人) で, 最高11人, 最低3人であった。また, 本事業に参加した指導医は計37人で, 1人あたりの参加回数は1~18回 (平均3.3回) であった. 本実習は指導医にとっても, 教えることは学ぶことであり, 学生とともに有用性が高かった.

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