医学教育
Online ISSN : 2185-0453
Print ISSN : 0386-9644
医学部における入学者選抜方法と入学後の経過について-山口大学における追跡調査から
(2) 入学後の経過に及ぼす要因の多変量解析
原田 規章中本 稔
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 28 巻 2 号 p. 77-83

詳細
抄録

医学部入学者318名の入学後成績, 留年なしの医師国家試験合否 (以下, 国試) に対する入学形態と入試成績の影響をパス解析と判別分析により検討した. 一般入試では高校概評や女性であることは入学後成績を高め, 浪人年数は下げる傾向が認められた. 高校概評, 面接評価, 他大学卒業は留年なしの国試合格率を高める傾向が認められた. 共通1次試験や2次試験の成績と入学後経過との関連は明確でなかった. 推薦入試では共通1次試験や小論文の成績を含めて入学後成績に関連する要因は明確でなかったが, 調査書と面接評価, 女性であることが留年なしの国試合格率を高める傾向がみられた. ただし, 入試成績の影響については選抜効果を考慮する必要がある.

著者関連情報
© 日本医学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top