1999 年 30 巻 3 号 p. 165-169
年次学生に対する3年間のアンケート調査の結果 “学生が将来実践を希望する医療の比率は” プライマリ・ケアに重点をおいた医療32%, 専門的な知識, 技術を修得して行う先端医療58%, その他の医療9%であった. 学生が希望する卒後初期研修方式は, 総合診療方式がもっとも多く, 以下ローテート, ストレート方式の順であった. 卒後臨床研修として, 初期研修としては総合診療方式, シニア研修として専門性の高い各分野別専門医養成コース, プライマリ・ケアに重点をおいた医療を志望する学生の期待にも応えられるような家庭医養成コーなど多様な研修プログラム導入の必要性があると考えられた.