医学教育
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米国の医学部における相補代替医療の教育
相補代替医療の国際会議におけるワークショップ
鶴岡 浩樹鶴岡 優子
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キーワード: 相補代替医療, EBM, 医学教育
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2003 年 34 巻 4 号 p. 271-275

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抄録

相補代替医療 (Complementary and Alternative Medicine: CAM) の医学教育導入の重要性が認識されているが, 何をどう教育するのか, これまで一定の見解がない. 本稿は相補・代替・統合医療国際研究会議で行われた医学教育ワークショップの報告である. NIHのプログラムとして卒前教育を行う4大学のカリキュラムが紹介され, 教育導入の方法やEBMに焦点をあてた討論がなされた. カリキュラムは多分野の専門家を組入れた学際的なものが望ましい. 教育内容についてはEBMを導入しCAMを適切に評価する能力を養うこと, CAMの知識を身につけ, 受け入れる態度を養うことなどが強調された.

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