医学教育
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中規模市中病院におけるプライマリ・ケア小児科研修
卒後臨床研修必修化後のモデル・プログラムを目指して
松岡 角英酒井 玲子佐藤 隆史石川 広己
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2004 年 35 巻 5 号 p. 321-326

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抄録

近年わが国では, 子供の養育者の育児不安が増大し受療ニーズが増加していること, および小児科医数の減少により, 小児科救急医療体制の不備が深刻な問題となっている. その解決策の1つとして, 卒後臨床研修の必修化を機に「プライマリ・ケア小児科研修」の充実を図ることで, 小児科を専門科としない医師の小児科一次診療能力を向上させることが挙げられる. 卒後臨床研修にふさわしい小児科研修とは「育児支援の視点を持ちながら小児科一次診療に対応できる能力を育成する研修」にほかならない. 将来どの診療科に進む医師でも適切に小児科一次診療に対応できるよう, 卒後臨床研修プログラムが整備されていくことを切に訴えたい.

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