2004 年 35 巻 6 号 p. 407-412
横浜市立大学医学部では病理学と臨床医学の知識を有機的に統合することを目的に, 病理解剖症例を課題とした学生臨床病理症例検討会を行っている.また, 学生の自由意思で参加するNew England Journal of Medicine誌掲載のCase Recordsを題材とした症例検討方式の読書会を病理学教室で行っている.両者とも学生の自発的な学習, プレゼンテーション能力の向上, 医療人としての自覚形成に寄与している.加えて後者では英文抄読への抵抗が軽減されている.