医学教育
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医療面接時の医師の非言語行動が与える影響
模擬診療場面ビデオの作成と内容妥当性の評価
谷山 牧甲斐 一郎高橋 都
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2005 年 36 巻 3 号 p. 177-183

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抄録

微笑み, うなずき, 視線, 姿勢, 身体の向き, 声のトーンといった医師の非言語行動の違いが, 患者が医師に対して抱く印象にどのような影響を与えるのかを検討するために, 上気道炎のため受診するという診療場面において, 医師が異なる非言語行動を示す2種類のビデオを作成した. ビデオに出演した医師が表現する非言語行動の内容妥当性を検討するために, それぞれのビデオに含まれる非言語行動の頻度と持続時間の測定を行い, 各非言語行動に対する観察者の認知に差があるかについて, 看護短大1年女子学生66名を対象とした質問紙調査によって把握した. 結果, それぞれのビデオに含めた非言語行動は想定の通りに認知され, 医師に対する印象もビデオ間で差異があり, 医師が表現する非言語行動の内容妥当性が確認された. 今回作成したビデオは患者調査や医学教育に活用できる可能性が示唆された.

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