医学教育
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新臨床研修制度での「行動目標 (厚生労働省)」を基にした臨床研修 “モデルプログラム” 作成の試み
木川 和彦田辺 政裕北村 聖日下 隼人下 正宗高橋 勝貞田中 雄二郎松村 理司森田 孝夫松井 邦彦大場 隆興梠 博次志茂田 治武田 多一谷口 純一辻 龍也畑 裕之
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2006 年 37 巻 6 号 p. 367-375

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抄録

平成16年度導入の新医師臨床研修制度では, 研修の場が大学病院や従来の臨床研修指定病院以外へ広がったこともあり, 研修プログラムの作成, 実施が重要な意味を持っている. 厚生労働省から臨床研修の到達目標が示されているが, 研修現場では個々の施設や診療科の特性などもあり, 目標達成は容易ではない. われわれは, この到達目標の1つである行動目標を, 実際の研修現場での使用にあたり, その現場の実情に合わせて調整可能な, より具体的項目に細分化し, 方略と評価を加えたモデルプログラム作成を試みた. このプログラムが各施設でのプログラムの作成と, より円滑な運用に寄与し, ひいては臨床研修の質の向上へと繋がることが期待される.

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