医学教育
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日本の医学部及び医学系大学院に学ぶ女性の出産時休暇の現況
小林 志津子小山 弘新保 卓郎
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2008 年 39 巻 3 号 p. 183-186

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抄録

1) 出産する学生にとって出産時休暇の保障は学業を継続するための必須要素であるが, 全国の医学部・医学系大学院 (N=81) を対象にした我々の調査 (N=55, 回収率67.9%) では, 学生. 大学院生の出産時休暇を制度化して保障した大学は無かった.
2) 教育担当者は出産する学生の学業を継続させるために補講等の調整を配慮する一方で, 出産する女学生への対応に困惑し, その指針を望んでいる現況が明らかになった.
3) さらに, 出産. 育児を理由にした女性の大学院生の退学者の存在も明らかになった. 学業と出産や育児の両立を目指す大学院生に学究の戸を閉ざさないために, 出産後の休暇の保障を含めた教育環境の整備が望まれる.

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