2008 年 39 巻 4 号 p. 267-271
1) 低学年 (2年生後期) で受講するPBLテュートリアルの前後で, 受動的な学習法 (講義を聴く) や能動的な学習法 (自分で調べる, 発表する, 討論する, 教える) に対する意識の変化を検討した.
2) 17年度と18年度の2回, 調査を行った. 両年度とも, 統計的に有意に, 能動的な学習法を肯定する意識の変化が観察された.「講義を聴く」については, 年度により異なる結果を示した.
3) 今回のPBLテュートリアルは, 学習法に対する意識の変化をもたらした可能性がある