Medical Imaging Technology
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特集/文部科学省新学術領域 「医用画像に基づく計算解剖学の創成と診断・治療支援の高度化」
計算解剖モデルに基づく診断支援
仁木 登河田 佳樹鈴木 秀宣
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2011 年 29 巻 3 号 p. 123-128

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抄録

本稿は,新学術領域「医用画像に基づく計算解剖学の創成と診断・治療支援の高度化」の研究班(A02-1班)として進めている「計算解剖モデルに基づく診断支援」の研究概要を紹介する.本研究は,計算解剖モデルを応用したコンピュータ支援診断システムの研究開発を行う.計算解剖モデルの基礎研究を行う研究班(A01班)と臨床展開を担う研究班(A03班)の研究成果を相互にフィードバックし,領域内研究の有機的な結合により計算解剖学の学理構築を図る.このため本研究では,CT,MRI,PET/CTのマルチモダリティ画像情報による体幹部の形態・機能情報の計算解剖モデルを利用して胸腹部の主要疾患(がん(肺がん,胃がん,肝がん,大腸がん),慢性閉塞性肺疾患(COPD),心血管・リンパ節疾患,骨粗鬆症)を対象にした存在診断・鑑別診断を支援するコンピュータ支援診断システムを研究開発する.十分な臨床評価によって実証し,医師の診断能の飛躍的な向上を可能にする診断支援技術として臨床現場で活用されることを目指す.

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© 2011 日本医用画像工学会
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