Medical Imaging Technology
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研究論文
GPUとCUDAを用いた並列画像処理プログラムの作成支援環境の構築
秋山 亮太徐 睿平野 靖木戸 尚治
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2013 年 31 巻 1 号 p. 42-51

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抄録

3次元医用画像の高精細化によりコンピュータ支援診断システムにおける計算コストが増大傾向にあり,計算の高速化が求められている.解決方法の一つとしてGPUを汎用計算に応用するGPGPUによる並列計算がある.GPGPUのためのプログラム作成手段としてCUDAが広く使われている.しかしこれを用いる際にCUDAや並列プログラミングに関するさまざまな制約を考慮する必要があり,プログラミングが煩雑化する.また,医用画像処理ライブラリとしてITKが広く知られているが,ITKは独自のデータ構造を持つため,CUDAによるプログラムはITKのデータにアクセスできない.そこで本稿では,プログラマが逐次ITKプログラムを作成するような感覚でCUDAによる並列ITKプログラムの作成を可能とする手法を提案する.本手法を用いて逐次ITKプログラムを並列化し,速度比較による評価とユーザビリティ評価により本手法の有効性を示した.

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© 2013 日本医用画像工学会
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