Medical Imaging Technology
JAMIT 2016 大会査読付き論文<研究論文>
CT画像再構成のための非線形スパーシファイ変換を用いた圧縮センシングの提案
董 建工藤 博幸
著者情報
ジャーナル 認証あり

34 巻 (2016) 5 号 p. 235-244

詳細
PDFをダウンロード (1358K) 発行機関連絡先
抄録

圧縮センシング(CS)はスパースビューCT画像再構成分野で高い注目を集めている.その中で,最も検討されているCS手法はトータル・バリエーション(TV)最小化である.しかし,スパースビューの場合,特に実際のCT画像に応用するとき,TV再構成ではパッチ状アーチファクトや鋸歯状エッジの出現,あるいは画像のテクスチャー損失が生じる問題がある.TVを含む既存のほとんどのCSの手法は,画質の改善を達成するため,対象画像に線形変換を施している.一方,画像処理におけるデノイジングでは,非線形フィルターを利用して,これらのアーチファクトなどを改善できることが報告されている.本研究では,CT画像再構成のさらなる画質向上を達成するため,非線形スパーシファイ変換を用いた圧縮センシング画像再構成法の枠組みを提案した.反復法として代理関数最小化(MM)法から導出された反復閾値処理法(IT)を利用した.この枠組みに基づきMedian,Bilateral,Nonlocal meansの3種の非線形フィルターを個別に検討し,ファントムおよび実際のCT 画像に対して,非線形変換を用いた圧縮センシングは典型的なTV最小化よりも良好な画質が得られることを示した.

著者関連情報
© 2016 日本医用画像工学会
次の記事

閲覧履歴
feedback
Top