Medical Imaging Technology
講座
X線コンピュータ断層撮影における被ばく(1) X線CT撮影における被ばく線量評価の基礎
藤井 啓輔
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35 巻 (2017) 2 号 p. 121-125

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抄録

放射線による被ばく線量を表すため,さまざまな線量が定義されており,目的に応じて使い分ける必要がある.放射線診療では,検査ごとに特有の線量指標が用いられており,X線CT(computed tomography)撮影では,CT装置の性能評価および品質管理を目的とする線量指標として,CTDI(computed tomography dose index),DLP(dose length product)が用いられている.また,CT検査を受診した被検者に対する線量管理を目的とした線量指標には,各組織・臓器の吸収線量(臓器線量)や実効線量がある.被検者に対する代表的な線量評価方法として,人体を高度に模擬した物理ファントムと小型線量計を用いた実測による方法や,デジタルファントムを用いたモンテカルロシミュレーション計算により線量を推定する方法などがある.本稿では,放射線の線量の種類,線量指標,被検者に対する線量評価方法について紹介する.

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© 2017 日本医用画像工学会
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