アンサンブル
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特集「氷の分子シミュレーション」
氷表面から発生する振動スペクトル応答の起源:分子動力学シミュレーションとQM/MM 計算から得られる知見
石山 達也
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2013 年 15 巻 3 号 p. 179-185

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抄録

水と比べて氷表面では水素結合領域に非常に強い振動スペクトルピークがあらわれる.この特徴的なピークは,強度の差はあるが水表面,あるいは固/水界面においてもみられ,しばしば“ice-like peak”ともよばれている.今回,古典分子動力学シミュレーションとQM/MM 計算をカップルさせることにより,氷特有の強い振動スペクトルピークを再現することに成功した.また,水表面の“ice-like peak”について,最近の実験とシミュレーション研究から明らかになったことを報告する.

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© 2013 分子シミュレーション研究会
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