日本内科学会雑誌
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III.最近の話題消化管の恒常性維持と病態解明
1.消化・吸収機能からのアプローチ
穂苅 量太三浦 総一郎
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2011 年 100 巻 1 号 p. 126-132

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抄録

小腸腸管粘膜は吸収機能のみならず,バリアー機能と情報伝達機能を有している.情報伝達機構は吸収上皮細胞の受容体に加え,enteroendocrine細胞の受容体を介して個々の栄養素を認識して個別に制御されている.受容体は核内受容体のほか,膜貫通型G蛋白質結合受容体の存在も知られ,脂質や糖質がリガンドとなる.これらの異常がメタボリック症候群などの病態に関与する可能性も示唆されている.

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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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