武蔵野赤十字病院総合診療科
2011 年 100 巻 1 号 p. 176-178
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症例は87歳,女性.発熱にて入院.次第に項部硬直と意識障害が出現し髄膜炎が疑われた.髄液検査で細胞数増加とADA上昇を認め,結核性髄膜炎を疑い抗結核薬を投与したが改善なく,髄液のPCR検査により非結核性抗酸菌のMycobacterium intracellulareが同定され,抗結核薬にLVFXとCAMを追加し髄液細胞数と意識状態の改善を認めた.非免疫不全状態の成人女性では稀な,非結核性抗酸菌性髄膜炎の一例と考える.
日本内科学会会誌
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