大阪医科大学附属病院腎臓内科
大阪医科大学附属病院産婦人科
2011 年 100 巻 10 号 p. 3044-3047
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症例は妊娠34週の35歳女性.切迫早産のため産婦人科入院中に肝機能障害,腎機能障害を認め腎臓内科に紹介された.肝機能障害については臨床的特徴から急性妊娠脂肪肝の可能性が高く,腎機能障害についてはFENaの上昇がなく,高Na血症を呈していたことから腎前性腎不全と考えた.後日判明したADH濃度は血漿浸透圧に対して相対的に低値であり尿崩症による循環血漿量の減少から急性腎不全に至ったと考えられた.
日本内科学会会誌
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