日本内科学会雑誌
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今月の症例
肺炎球菌性髄膜炎で頭蓋内主幹動脈のび漫性狭窄像を呈した68歳女性の剖検例
松坂 陽至吉川 文生服部 英典赤塚 誠哉佐藤 秀樹
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2011 年 100 巻 4 号 p. 1038-1040

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抄録

細菌性髄膜炎に脳梗塞を合併する症例の報告が散見される.これら脳梗塞の原因は脳動脈での血栓形成や血管炎などが考えられているが,血管攣縮による可逆的な動脈狭窄の可能性もある.症例は68歳女性.発熱及び意識障害を呈し,髄液検査で肺炎球菌性髄膜炎と診断された.経過中MRAで主幹脳動脈のび漫性狭窄を認めた.剖検で頭蓋内主幹動脈には血管炎の所見を認めず,血管攣縮などの可逆的な血管狭窄の関与が示唆された.

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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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