日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
今月の症例
Rituximab併用化学療法に反応したMALTリンパ腫関連クリオグロブリン陽性膜性増殖性糸球体腎炎の1例
倉重 眞大横尾 隆宮崎 陽一坪井 伸夫早川 洋宇都宮 保典細谷 龍男
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 100 巻 4 号 p. 1054-1057

詳細
抄録

症例は61歳,男性.胃原発mucosa associated lymphoid tissue(MALT)リンパ腫の切除後の再発時にネフローゼ症候群を発症しクリオグロブリン陽性の膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)+半月体形成性糸球体腎炎の診断を得た.腎不全進行により透析療法を開始したがRituximabを含めた多剤化学療法を行ったところ,MALTの退縮と同時に腎機能の回復が得られ,透析離脱が可能となった.本症例のMPGN発症機序として腫瘍B細胞が深く関わっていた可能性が示唆された.

著者関連情報
© 2011 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top