日本内科学会雑誌
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III.肥満症とその合併症
1.肥満症と糖尿病
門脇 孝
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2011 年 100 巻 4 号 p. 939-944

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抄録

疫学的にみて肥満と糖尿病の間には密接な関係がある.日本人やアジア人はBMI25程度の小太りでも糖尿病になりやすい.逆に,2~3kgの体重減少でも糖尿病発症は著明に抑制される.肥満の中でも,特に内臓脂肪蓄積はアディポネクチン低下などによりインスリン抵抗性を惹起し,インスリン分泌低下の素因を有する者に糖尿病を発症させる.肥満を伴った糖尿病の治療の上で,食事・運動療法とともに,インスリン抵抗性改善薬・インクレチン関連薬が有用である.

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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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