日本内科学会雑誌
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IV.最近の話題
2.急性肺損傷の長期予後
石崎 武志宮下 晃一
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2011 年 100 巻 6 号 p. 1607-1612

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抄録
ALI/ARDSの急性期救命率が改善されてきたことで,ALI/ARDS長期生存例が増えてきた.その結果生還者に様々な後遺症が見られ,QOL (quality of life) が著しく損なわれることが判明してきた.おもな後遺症としては,呼吸機能障害,神経筋障害(critical illness polyneuropathy),認知機能障害,精神障害(外傷後ストレス症候群)等が知られ,これらが総合して健康関連QOLの低下を招く.
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© 2011 一般社団法人 日本内科学会
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