日本赤十字社医療センター血液内科
荘敬会井上病院
2012 年 101 巻 1 号 p. 150-153
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周期性好中球減少症は原因不明なまれな疾患である1).症例は70歳女性.周期性は明らかではなかったが2),ステロイドの減量に伴い冬季に好中球数が減少し感染を繰り返した.CFU-E+BFU-Eは正常であったが,CFU-GM,CFU-GEMMが低値,またG-CSF受容体数は著明に低下していた.深在性真菌感染症や白内障などの合併症が出現し,現在はG-CSF単独療法中である.
日本内科学会会誌
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