2012 年 101 巻 10 号 p. 2893-2898
関節リウマチ(RA)の治療変革によって,関節破壊進行の防止が現実的な治療目標の一つとなった.関節破壊の評価にはX線による評価法が今なお標準的であるが,画像所見をスコアリング(点数化)することにより,より客観的な治療目標設定と薬効解析が可能である.van der Heijde's modified total Sharp score(mTSS)は0~448点と広いスコアレンジを有し,現在世界的に最も頻用されているRAのX線画像スコアリング法である.