日本内科学会雑誌
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IV.感染症制圧にむけて
2.新規抗菌薬の開発
藤村 茂
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2012 年 101 巻 11 号 p. 3178-3184

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抄録

我が国における抗菌薬の開発は停滞傾向にあるが,こうした中で多剤耐性グラム陰性桿菌感染症の治療薬として,コリスチンとチゲサイクリンが新規抗菌薬として承認される見込みである.両薬剤ともに海外で既に臨床使用されているが,国内での発売に向けて我が国独自の適正使用指針を作成中である.近年,多剤耐性菌の種類が増える傾向にあるが,これに対する抗菌薬のラインアップは不十分である.海外では,こうした耐性菌に対する新規抗菌薬の開発が進められている.

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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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