秋田大学血液・腎臓・膠原病内科学分野
2012 年 101 巻 11 号 p. 3229-3232
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症例は37歳,女性.主訴は腹痛.前医にて胆石症で胆嚢摘出術が施行され,胆嚢壁にフィブリノイド壊死性血管炎を認めた.当科転院後,全身性エリテマトーデスと診断しステロイドパルスと抗凝固療法を開始したが,右腎被膜下血腫と両腎の血流低下を認め無尿となった.持続血液濾過透析や血漿交換を施行したが肝障害,凝固異常が改善せず,サイトメガロウイルス感染症や腸球菌敗血症を合併し,大量下血により死亡した.
日本内科学会会誌
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