日本内科学会雑誌
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I.骨髄不全の病因と病態
3.骨髄異形成症候群
三谷 絹子
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2012 年 101 巻 7 号 p. 1898-1905

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抄録

骨髄異形成症候群は,無効造血と白血病化を特徴とする疾患である.病初期には,微小環境あるいは免疫監視機構の変化を背景として異常幹細胞が出現する.やがてこの異常幹細胞は,無効造血・白血病化の原因となる様々な遺伝子変異を蓄積する.骨髄異形成症候群で観察される遺伝子変異は,分化,増殖あるいは生存の調節機構を直接的に破綻させるものもあるが,遺伝子の転写・蛋白の翻訳/分解等の生命現象の根幹を揺るがすものが多い.

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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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