東北大学大学院医学系研究科血液・免疫病学分野
2012 年 101 巻 7 号 p. 1913-1918
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貧血はさまざまな疾患で認められる病態であり,日常診療で高い頻度で出会う病態である.鉄欠乏性貧血や腎性貧血などそのほとんどは,血液専門医の診療を必要としない貧血であるが,スクリーニング検査で明確な診断が得られない貧血も少なくなく,血液専門医への紹介を考慮するケースも多々ある.そのようなケースでも,専門医への紹介の前にできるだけ体系的に貧血を診断し鑑別することにより,専門医と連携がより効率的となる.
日本内科学会会誌
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