日本内科学会雑誌
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今月の症例
Lafutidineの内服で著明な精神神経症状を認めた脳梗塞の1例
村田 隆彦川嶋 雅浩寺山 靖夫
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2012 年 101 巻 7 号 p. 2048-2050

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抄録

症例は61歳,男性.右不全片麻痺で脳梗塞を発症し,クロピドグレルの内服開始に伴い,胃粘膜病変予防のためラフチジンの内服を開始した.内服開始2日後より異常言動などの精神神経症状がみられ,血液検査・頭部MRIで原因と考えられる明らかな変化がなく,ラベプラゾールの内服への変更で精神神経症状は速やかに改善した.ラフチジンは脂溶性の薬物であり,血液脳関門を通過しやすいため精神神経症状の発現に注意する必要がある.

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© 2012 一般社団法人 日本内科学会
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