NHO宇多野病院多発性硬化症センター
金沢医科大学神経内科学
2013 年 102 巻 8 号 p. 1971-1977
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多発性硬化症は視神経を含む中枢神経系の諸々に脱髄を主体とした炎症病巣を生じ,再発・寛解を繰り返す.視神経脊髄炎は,多発性硬化症とは病態が異なると考えられ,アストロサイトを標的として抗アクアポリン4抗体が関与する自己免疫疾患であると考えられている.両者は,特に再発予防の治療戦略が異なり,病態を考慮した新たな治療薬が相次いで開発されている.治療薬の選択に両者の鑑別が極めて重要になっている.
日本内科学会会誌
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