日本内科学会雑誌
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今月の症例
混合性結合組織病(mixed connective tissue disease:MCTD)の治療中にhuman herpes virus-6(HHV-6)の再活性化に伴う血球貪食症候群(hemophagocytic syndrome:HPS)を来たした1例
北垣内 みえ多田 久里守田村 直人髙崎 芳成李 鍾碩
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2014 年 103 巻 10 号 p. 2571-2573

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抄録

症例は40歳,女性.倦怠感,手指腫脹を主訴に某年8月当院受診した.精査目的に入院しMCTDの基準を満たしたため,プレドニゾロン(PSL)40 mg/日の投与を開始した.治療反応性良好であったが発熱,汎血球減少,肝機能障害,フェリチン上昇が出現,骨髄生検でHPSの診断に至った.当初原病に伴うHPSと考えたが,血中HHV-6 DNA値の上昇が判明し,HHV-6の再活性化によりHPSを発症したと判断した.ガンシクロビル投与とPSLの減量で病態は改善した.膠原病治療中に発症したHPSの原因として潜在性のHHV-6再活性化も考慮する必要がある.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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