日本内科学会雑誌
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IV.最近の話題
1.免疫抑制剤使用時の肝炎ウイルス再活性化
楠本 茂田中 靖人
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2014 年 103 巻 7 号 p. 1645-1653

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抄録

免疫抑制療法後のB型肝炎ウイルス(HBV)再活性化は,ときに致死的となる合併症であり,その対策のポイントはあらかじめリスク評価(スクリーニング検査)を行うことである.再活性化リスクに応じて,抗ウイルス薬の予防投与あるいはHBV-DNAモニタリングによるpreemptive therapyを行うことで,劇症肝炎予防が期待できる.C型肝炎ウイルス再活性化による劇症肝炎はまれであるが,肝硬変,肝がんについて長期フォローアップが重要である.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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