日本内科学会雑誌
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IV.最近の話題
3.メトトレキサート関連悪性リンパ腫
得平 道英木崎 昌弘
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2014 年 103 巻 7 号 p. 1660-1668

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抄録

メトトレキサート(methotrexate:MTX)関連悪性リンパ腫とは,治療のため使用したMTXにより悪性リンパ腫が惹起されてしまった現象を示す.WHO分類ではother iatrogenic immunodeficiency-associated lymphoproliferative disordersに分類され,様々な亜型が出現する.その基礎疾患のほとんどが関節リウマチである.MTXを中止することで約半数の患者のLPDが消退することが明らかになっており,その一部にEpstein-Barr virusの関連が示唆されている一方で,病態は不明な点が多い.本邦での発症率が高いことも指摘されており,その解明には本邦での多施設解析が急務と考えられる.

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© 2014 一般社団法人 日本内科学会
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