刈谷豊田総合病院呼吸器・アレルギー内科
刈谷豊田総合病院呼吸器外科
2015 年 104 巻 1 号 p. 103-106
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症例は18歳,男性.学校検診にて胸部異常陰影を指摘された.胸部CTで右下葉S9に14 mm大の境界明瞭な結節性病変を認め,若年者のため診断目的にCTガイド下生検を施行した.肺硬化性血管腫が疑われたため,根治目的に胸腔鏡下右下葉S9区域切除を施行した.肺硬化性血管腫は小さい検体では高分化型腺癌との鑑別を含めた術前診断が困難となることがある.本症例は術前診断を得ることができたため,術後肺機能を温存することができた.
日本内科学会会誌
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