日本内科学会雑誌
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今月の症例
関節リウマチに対して長期エタネルセプト投与中に全身性サルコイドーシスを発症した1例
横江 勇原岡 ひとみ與那嶺 智子佐藤 ルブナ西脇 農真武井 正美
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2015 年 104 巻 4 号 p. 769-774

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抄録

関節リウマチ(rheumatoid arthritis:RA)に対してetanercept(ETN)治療中の74歳女性.低疾患活動性で推移していたが,投与開始6年後,皮膚・肺サルコイドーシスを発症した.さらに,心臓 MRIでは心筋炎を示唆する所見を得た.ETNによるサルコイドーシス発症の可能性を考え,投与を中止したところ所見の改善を得た.TNF阻害薬投与中のサルコイドーシス発症はparadoxical reactionとして注目されており,通常の発症より明らかに頻度が高く注意を要する.

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© 2015 一般社団法人 日本内科学会
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