富山大学医学薬学研究部小児発達医学講座
2016 年 105 巻 10 号 p. 1952-1958
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小児のアレルギー疾患は,アレルギーマーチといわれるように,時期を異にして多臓器に発症する.喘息は乳幼児ではウイルス性喘鳴との鑑別が容易ではないが,学童期以降になると成人と同様に診断できる.ただ,吸入ステロイド薬の使用量やコントロール状態の基準が小児と成人で異なる点に留意する.思春期の患者が内科に移行した際には,小児期の経過を把握し,改めて患者・医師関係を構築することが大切である.
日本内科学会会誌
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