日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
トピックス
IV.抗てんかん薬をどう使うか?
寺田 清人
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 105 巻 8 号 p. 1375-1380

詳細
抄録

てんかん診療における薬剤選択の基本は各種ガイドラインに示されており,まず部分発作にはカルバマゼピン,全般発作にはバルプロ酸を十分量,単剤で用いる.これらの薬剤を使用できない,もしくはこれらの薬剤が無効の場合に第二選択薬を用いる.第二選択薬も無効な場合はてんかんの専門医の受診が推奨される.てんかん診療は包括診療であり,副作用や合併症,治療目標,社会的背景など様々な要因に配慮する必要がある.

著者関連情報
© 2016 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top