長岡赤十字病院内科
2017 年 106 巻 10 号 p. 2155-2160
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IgG4関連疾患(IgG4-related disease:IgG4-RD)は,最近確立した新しい疾患概念である.中高年男性に好発し,通常,血清IgG4値が上昇し,多数のリンパ球,IgG4陽性形質細胞浸潤,線維化により,全身諸臓器に腫脹・肥大を来たす.悪性腫瘍や膠原病,血液疾患等との鑑別が重要で,傷害臓器により診断に有用なツールが異なるため,包括診断基準と臓器別診断基準を併用して慎重に診断する.ステロイドが著効するが,減量や中止で再燃が多い.
日本内科学会会誌
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