日本内科学会雑誌
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VIII.脳と自律神経の症状を呈する新病態 1.ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん)ワクチン接種後にみられる中枢神経系関連症状
高橋 幸利松平 敬史笠井 良修
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2017 年 106 巻 8 号 p. 1591-1597

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抄録

ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)ワクチン(子宮頸がんワクチン)接種後に,日常生活が困難な状況に陥った症例が1万人あたり2名程度ある.そのような症例の中で中枢神経系関連症状を呈した32例の髄液を検討し,①Th2シフトを示唆するIL(interleukin)-4,IL-13,CD4+ T cells増加,②IL-17増加(発症後12~24カ月),③IL-8,MCP-1(monocyte chemoattractant protein-1)増加,④GluN2B,GluN1に対する自己抗体増加等が明らかとなった.

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