日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
今月の症例
早期梅毒性急性肝炎の1例
行本 敦小泉 洋平渡辺 崇夫吉田 理徳本 良雄廣岡 昌史沼田 結希竹下 英次阿部 雅則日浅 陽一
著者情報
キーワード: 早期梅毒性肝炎, 梅毒, 皮疹
ジャーナル フリー

2018 年 107 巻 6 号 p. 1095-1101

詳細
抄録

症例は20歳代,男性.1年前より,全身倦怠感,体重減少がみられていた.当院転院1カ月前から皮膚搔痒感が出現.2週前,近医で肝機能検査異常を指摘され,前医に入院し,肝生検を施行された.非特異的な急性肝炎像の組織所見であった.その後,黄疸が増強し,当院に転院した.転院時,背部に10 mm大の不整形の淡紅色斑が多発していたことから,梅毒を疑い,RPR(plasma reagin test),TPHA(Treponema pallidum hemagglutination assay)陽性より,早期梅毒性肝炎と診断した.アンピシリン8週間の投与により,速やかに肝機能・黄疸は改善した.

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top