東京歯科大学市川総合病院救急科
2019 年 108 巻 12 号 p. 2443-2453
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生体は環境温度の影響を受ける.熱産生と熱放出機序とのバランスで恒常性を保つが,これらのバランスを失した状態が熱中症や低体温症を含む環境障害である.対応の基本は,体温の恒常性を維持する目的で行う介入である.一般市民は屋内で過ごす時間が長く,温度環境は住居の室内環境に依存する.環境障害を来たさずとも,心血管疾患等は住居の温度環境によって増悪する.住居環境について保健医療分野からの介入が必要である.
日本内科学会会誌
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