横浜市立みなと赤十字病院血液内科
2019 年 108 巻 2 号 p. 277-282
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75歳,女性.貧血と血小板減少を契機にEvans症候群と診断した.PSL(prednisolone)0.5 mg/kgで8週間治療を行ったが,治療効果は得られなかった.リツキシマブ導入後,速やかに貧血と血小板減少が改善し,最終投与から13カ月後も効果を維持している.ステロイド抵抗性を呈するEvans症候群に対し,リツキシマブの奏効率は80%以上と摘脾術に優る効果があるとの報告もあり,今後,有用な治療選択肢になる.
日本内科学会会誌
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