鹿児島大学大学院医歯学総合研究科糖尿病・内分泌内科学
2019 年 108 巻 8 号 p. 1538-1544
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糖尿病性多発神経障害は,糖尿病発症後,早期より高頻度にみられる.発症には,高血糖の他,肥満,脂質異常,高血圧ならびに喫煙が関与する.しばしば,両足のしびれや痛みが問題となるが,患者も主治医も気付かないうちに感覚低下や自律神経障害が悪化し,足病変や突然死等の不幸な転帰をとる症例も存在する.有効な治療手段が少ないため,簡易診断基準を用いた早期診断,質の高い血糖管理を含むトータルケアが重要となる.
日本内科学会会誌
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