尼崎医療生協病院内科
2020 年 109 巻 4 号 p. 792-797
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症例は69歳,男性,肺炎治療の経過中にショック状態となり,急激に進行する血液濃縮所見と低アルブミン血症を認めた.肺炎による敗血症性ショックと考え,大量補液,カテコラミン,抗生剤の投与を行い,病状は改善.しかし,過去に程度は軽いが,同様のエピソードがあり,後日の評価にてM蛋白血症を認めたことから,除外診断を行い,全身性毛細血管漏出症候群と診断.予防的治療の検討中に再発し,集学的治療が行われたが,死亡した.
日本内科学会会誌
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