国際医療福祉大学脳神経内科学
2021 年 110 巻 8 号 p. 1575-1581
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重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)はその病態から6つの病型に分類される.近年,従来行われてきた大量の経口ステロイドを投与する方法が姿をひそめ,早期速効性治療へ移行してきたが,さらに最近,難治性の症例に対して分子標的薬の門戸が開かれた.今後ますます分子標的薬の開発が進むと思われる.炎症性筋疾患は筋肉に炎症の主座をもつ疾患の総称であり,従来から分類に関して多くの変遷のある領域である.筋病理所見,出現する抗体,臨床像をもとに正確に分類して治療を選択する必要がある.
日本内科学会会誌
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